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2013年03月30日(土)  「俺はキントレスキー、悪役だ」


『シュガー・ラッシュ』のCM見てたら、紳士な悪役(?)、しかもモヒカンマッチョなザンギエフさんがキントレスキーさんに見えて仕方がありません。
あとおっさんや怪人描くの楽しいです。






●映画『シュガー・ラッシュ』を観てきました。

というか、初日に観に行ったんですが、ネタ絵を優先させたりしてたらなかなか感想が書けなかったという。
しっかりとした感想書こうと気構え過ぎなんだろうけどなぁ…。
面白いと思った作品であればあるこそ、感想を形にするときにどれだけ伝えられるかと緊張します。

総評としては、ちょっとひっかっかるところがいくつかあるものの、全体的にはかなりご機嫌な映画になってます。

まずはあまりネタバレなしの感想から。
(というか、お話の本筋に触れない程度のビジュアル面や題材について)

最初に取り上げるポイントとしては、舞台となってるゲームの世界がしっかり描かれていて、すごく楽しいということです。
映画全体がテーマパークになってると言っても過言ではないでしょう。
それも、いろんなジャンルだけじゃなくいろんな時代のゲームが出てくるので、
「あのゲームの中に入ったらこんな感じなのかな〜」
と妄想が膨らむ感じもたまらんですねぇ。
ジャンルごと・時代ごとに表現の仕様というか文法というか、ルールが変わってきてるのも面白いです。
もうこのまんまディズニーランドでアトラクションとして再現してくれないかしら。

細かいところで言うと、クリーム状なものが飛び散るシーンがあるんですが、よく見るとその飛び散ったしぶきが
カクカクなドット絵をちょっと溶かしたような感じに表してるんですよね。
この表現が合理的かどうかはさておき、感覚的に実に「らしい」なぁと。
映像スタッフも「ここはこうするべき」よりも「ここはこうした方が面白い」の方を優先させたんじゃないでしょうか。
上の例だけでなく、実に細部に至るところで遊び心が満載です。

つぎにあげるべきポイントは、なんといっても実在のゲームが出てくることですよね。
言ってみれば「アーケードゲーム界のスーパーロボット大戦、もしくはスマッシュブラザーズ」的なイベント感。
「映画自体の魅力」として語るにはちょっとずるいなぁ(笑)とも思いつつも、やっぱり知ってるゲームのキャラが
登場人物として描かれるとやっぱり楽しい。メインキャラやセリフのあるキャラ以外にも、群衆シーンでさりげなく知ってる
ゲームのキャラがいたりすると、ニヤリとしますねぇ。

そして明記すべきは、日本のゲームの多さ。…といってもメインは80〜90年代のモノですけど。
あのころの日本のゲームは本当に元気だったよなぁ…と、ちょっとさみしい気分にもなったりします。
まあ、今の日本のゲームが悪くなったというより、あの頃の日本のゲームの一人勝ちっぷりが異常だったという事だとは思うんですが。
それはさておき、私のような任天堂系大好きでスト2にガッツリはまった人間としては、まさに「よくできた二次創作映画」です。
外国(アメリカ)の映画なのに、異常に懐かしい世界観に浸れるという不思議体験。
…ところで、上に挙げた『スーパーロボット大戦』も、作られるまでにはクリアしなければいけない版権の問題が山積みだった
みたいですが、この『シュガー・ラッシュ』もどれだけの版権問題を乗り越えてきたんだろうと思うと、なかなかグッときますよね。
こういうのはさすがに手広く商売してきたディズニーブランドがあればこそなのかなぁとか、大人の事情も勘ぐってしまったり。
むしろ、アメリカで大人気だったにも関わらず、権利の交渉が決裂して登場できなかったゲームキャラもいるのかしらん?と、
余計な心配までしたり。

そうやってある意味史実に基づいて築きあげられたゲームワールドに、いくつかの架空のゲーム、それこそタイトル(邦題)にもなってる
「シュガー・ラッシュ」を含む、お話のメインキャラが所属するゲームが混じってるわけですが、それらのゲームもじつに
「実際にありそう!」と思わせるゲームに見えるのが、実にセンスがいい。
「シュガー・ラッシュ」は、女の子向けにかわいく演出した『マリオカート』のような感じだし、『フィックスイット・フェリックス』は、
『ドンキーコング』や『クレイジー・クライマー』などの、障害を避けつつ建物を登って行くゲームに近いような。
ブルーカラーの修理工ですし、配管工のマリオと仲がいいのもなんとなく納得できるような。
「なんかこんなゲーム見たことある気がする」から「こんなゲームならぜひやりたい!」まで、ゲーム好きのツボを心得ていると
いいますか、「お前ら(この映画のスタッフ)、どれだけゲーム愛してるんだよ」とw
そう言う意味では、この映画のスタッフは世代的にも(中心になるのが30〜40代のクリエイターだと考えると)、80〜90年代の
日本のゲームに洗礼を受けてきてるのは不思議じゃないんだなぁと、振り返って感心したりします。
(余談ですが、最近日本でも放送された『グラビティ・フォールズ』というテレビアニメでも、どう見ても『スト2』
『ファイナルファイト』をモチーフにしたゲームキャラが現実世界に迷い込む話がありまして、やっぱり「このアニメのスタッフ…」と
同じ様なことを考えたりしたのでしたw)

あと特筆すべきは、レースゲーム『シュガー・ラッシュ』の登場キャラクターの女の子たちをはじめとしたキャラの造形。
パッと見バタ臭い、実にアメリカンなキャラなのですが、プロポーションが実に懐かしさを覚える三頭身。
そして足首に向かって太くなる、手塚→吾妻系の脚。あれが3Dで動いてるってのがまず感激だったり。
ヴァネロペちゃん達に限らずデフォルメのキツいキャラが多数出てきますので、よくまあこれを3Dで動かしたなぁと感心するやらあきれるやら。
2Dじゃないと難しいんじゃ?ってなキャラが平気で出てくるあたり、技術とセンスに脱帽です。
私のような映像オタクにもたまらんです。

ちなみにディズニー&ピクサー系の作品では当たり前ですが、エンドロールで席立っちゃいけませんよ!
そこにも遊び心満載ですから。


…とまあ、世界観の話だけしてもキリがないくらい見どころ満載なので、そこはそろそろ切り上げて本題に移ります。
上に挙げたようなゲームやそれらの描写に興味がおありでしたら、それを見に行くだけでも損はない映画だと思いますよ。

以下、ネタバレありの感想。

物語の舞台は先述のようにゲームの世界ですが、もっと正確に言うと、場末のゲームセンター。
きっとこのゲーセンの店長は、予選の問題で最新ゲームが入荷できないだけじゃなく、地道に集客のあるゲームをきっちり残すタイプ
なんだろうなぁと思わせる、新旧入り混じったラインナップが微笑ましい。
どうやらゲームキャラ同士は、電源コードから電源タップを介して行き来できる模様。

上であげたような一見華やかなゲームの世界で描かれるのは、意外にも現実世界と地続きの世知辛い社会。
ゲーム個別でも長年の人気作品なら古いゲームでも現役バリバリで、人気がないと失業、酷いとゲームごと店から撤去されてしまう。
そして、ゲーム内でも主役・悪役・その他の格差が。
この物語の主人公ラルフは、往年の人気ゲーム「フィックスイット・フェリックス」の悪役で、ゲームの人気が保たれれてる分
仕事にあぶれることはないが、自分に課された「悪役」という役割に嫌気がさしている。
ちなみに「フェリックス」は、ラルフが壊していくビルを、主人公のフェリックスが魔法のハンマーで直していくというもの。
この「壊し屋」ラルフと「直し屋」フェリックスという特性が、のちのちのストーリーに効いてきます。

どうやらこの世界では、ゲーム上の役割がそのキャラクター(もしくはプログラム)の「仕事」であるらしく、しかしそれでいて
「悪役」がゲーム内社会においての「性格」にも反映されていて、悪役はゲームが終わっても、そのゲーム内の社会では嫌われ者らしい。
ゲームの主人公であるフェリックスは、ラルフに対してまだわりと気を使ってるものの、その他大勢の一人であるジーンなどは、
露骨にラルフを毛嫌いしている。

…正直この部分はどうもしっくりこないのが正直なところ。
ゲーム内の「悪役」という仕事を真面目にこなしている上に、メインの悪役といったらゲームでも映画でも「花形」といってもいいだろうに。
でも「フェリックス」の世界では、名もなきモブキャラにすら見下される嫌われっぷり。
ここは考え方にもよるのかなぁとは思いますが、逆に上に述べた様に悪役を「華のある役」という先入観を排して、むしろTVドラマの
一般の視聴者が、悪役を演じる俳優自体を毛嫌いするくらいの意味合いにとらえるべきなのかなぁと。
この後お話が展開するうえでも、やはり「悪役」は「割を食う、比較的損な役割」くらいに考えた方がいいみたいです。
ラルフのゲーム社会でのポジションは、「社会に立派に貢献してるのに、イメージや誤解からくる偏見で低く見られてる仕事についている
人物」といったあたりみたいですから。
が、それを脳が納得するまでに少々シフトチェンジに手間がかかるあたりが、ちょっとどうなのかなぁと思ったり。

この話をするにおいて避けて通れないのが、CMで話題になった「ザンギエフは悪役か?」問題ですね。
『シュガー・ラッシュ』のCMで、悪役の互助会(というかグループセラピー?)である「BAD ANON」で、『スト2』のベガや『ソニック』
Dr.エッグマン、『マリオ』のクッパなど、押しも押されぬ悪役中の悪役に交じって、ゲームの設定上はけして「悪役」とは言えない
ザンギエフが「俺は悪役だ」と名乗り上げるシーンが印象的で、ネットなどでも「ザンギは悪役だっけか?」と話題になりました。
『スト2』における実際の彼はエンディングなどからわかるように、当時のソ連の大統領から任命されたスポーツ親善大使であり、
むしろ「ナイスガイ」とも言える訳ですし、さらに言えば『スト2』は「仮の主人公」として、前作『ストリートファイター』の主役だった
リュウとケンがいますが、プレイヤーが自分のキャラとして選べるのはリュウ・ケンを含めた8人で、その全員にストーリーがあるといった、
マルチストーリーが売りのゲームでもありました。要するに、ザンギエフも主人公の一人だったわけです。
でも印象で語れば、リュウ・ケン・春麗・ガイルの「主人公っぽいキャラ」と比べて、ザンギエフ・本田・ブランカ・ダルシムはどちらかと
いうと脇役っぽかったわけで、さらに言えば本田たちのようなユーモアキャラでもない上に、技の中に「かみつき」というヒール技も
持っていたザンギエフは、「悪役じゃないけど悪役っぽいキャラ」という印象を持たれてる可能性は多分に含んでいるキャラだと言えます。

実はここで、この映画における「悪役」の位置づけを定義してるのだと思われます。この「ザンギエフ問題」にも象徴されるように、
ここでは「悪役」→「根拠はともかく印象が悪い」→「社会的に損な立場」くらいにとらえておいてくださいねーというのが、
このシーンでの制作者側のメッセージなのでしょう。
まあ、この件に関しては言語の「BAD GUY」が日本語の「悪役」とどのくらい差があるのかなどという問題も出てきますし、その辺に関しては
専門的な知識もないので、あくまで私の解釈ですけど。

説明が回りくどくなりましたが、この映画の肝となる部分だと思うので、私としてはここは避けては通れない部分です。
ここまで噛み砕いてようやく、ラルフのポジションを明確に把握できた気がします。
こんなラルフには、ディズニー映画のメインのお客さんである子供より、むしろ「自分の希望通りの職に就けなかった」お父さんや、
自分が何者にもなれず、自己評価と周囲の評価のギャップに鬱屈している若者の方が、より共感できるのではないでしょうか。
そんなラルフが自分の扱いにずっと耐えてきたものの、自分の所属ゲームの30周年記念のパーティにすら呼ばれないことからついに耐えかねて、
自分の地位に革命を起こそうと決心する姿に、声援を送る人も少なくないでしょう。私もその一人です。
しかし、本来のゲームの役割を捨てて変わろうとする行為をこの世界では「ターボする(go,turbo)」と呼んで恐れています。
かつての人気ゲーム、『ターボ・タイム』の主人公・ターボが、その人気を喰ってしまった他のゲームをねたみ、自分のゲームから抜け出して
暴れまわった挙句にゲームの撤去に追い込んでしまったエピソードからくるものらしい。
(ちなみに上の漫画の「パッションする」は、このワードからくるネタです。)

そんなラルフがお菓子の国のレースゲーム「シュガー・ラッシュ」で出会うのが、本作のヒロイン・ヴァネロペ。
彼女はプログラムに欠陥があるらしく、ゲームのメインキャラとして扱ってもらえないもう一つの「孤独な魂」。
そんなヴァネロペに共感したラルフは、彼女がレースに復帰できるように協力することに。
私はこういうのにすごく弱いんですよねぇ。同じ傷を持つ同士が出会って、傷をなめ合って、そしてともに前進しようとする姿に。
全くの他人であり、立場も性別も異なりながら、こんなに信頼できる仲間もないわけですから。
最初はいろいろと反発しつつも、少しづつ相手のことがわかってきて打ち解ける描写が丁寧なのもマルです。
一緒に作ったカートに二人で署名するシーンはほんとにグっときます。

一方、悪役のいなくなってゲームが成り立たなくなった『フィリックス』からラルフを探しにフェリックスが、そしてラルフの大暴れが
きっかけで逃げ出した『ヒーローズ・デューティ』の敵モンスターを追って女軍人カルホーン軍曹が、それぞれ『シュガー・ラッシュ』に
たどりついて、のちのちラルフ達と合流することになります。
この二人がたんなる脇役に収まらずに、要所要所でいい味を出してるのがこの映画の魅力でもあります。
キャラの設定がきっちり生かされてて、キャラを大事にしてるなぁと感心しきり。
特にフィリックスの「直し屋」スキルは、この映画のメインストーリーから小ネタまで、いたるところで活躍するのがステキです。
どうでもいいけど、カルホーン軍曹がヒラコ―先生のキャラにしか見えなくて、観てる最中何度か笑いました。

さて、ラルフとヴァネロペに加えて、この物語のもう一人のキーマンに、『シュガー・ラッシュ』の世界の統治者・キャンディ大王がいます。
彼はラルフに、不具合を持つヴァネロペがレースに出場すると、『シュガー・ラッシュ』自体が欠陥品とみなされ撤去されるの危険があり、
また撤去されるとなると、他のプログラムと違って欠陥プログラムであるヴァネロペは、セントラルステーション(電源タップ)に
逃げ込むこともできないとこを告げる(ここは「なぜそうなのか」が最後まで明確に語られないのがちょっと不満)。
ヴァネロペのためにも彼女をレースに参加させないよう大王に頼まれ、心を鬼にしてヴァネロペのカートを壊すラルフ。
最高のコンビであった二人は、仲間を思う故に引き裂かれてしまう…。
しかし実は、このキャンディ大王こそこの世界の禁忌「ターボ」の名前の元となったターボその人であり、彼の「ターボ」によって
撤去されたゲームからも逃げ延びて、本来の主人公であるヴァネロペのプログラムをいじって欠陥プログラムにし、自分こそが
『シュガー・ラッシュ』の主人公として「ターボ」しようとしていたのだった。

ここではっきりと見えてくることが。
つまりターボはラルフの影であり、ラルフやヴァネロペと同じ孤独な存在である彼が、自分の欲望のままに「ターボ」し、一線を越えて
闇に落ちてしまった姿であり、同情に値するがもはや救えない存在であるということ。
ゆえに終盤のラルフとターボとの戦いは、ある意味自分との戦いだともいえる。
ディズニーやピクサーに限らず、子供向けアニメは時に無理やり悪役を設定しなければならず、結果として後味の悪くなってしまう
作品が少なくないと思うのですが(たとえば『カール爺さん』の悪役マンツも、スタッフインタビューではカールの写し鏡だと語られてる
そうですが、それにしてもあそこまで追い込まれるまでの過程が不憫すぎて、私にはあのラストがどうしても受け入れられませんでした。)、
ターボはそういう意味では自己実現のためにまったくなりふり構わず、一回取り返しもつかないことをしてしまった上にさらに罪を重ねようと
してる、それこそ一線を越えてしまってる役として、ラストの処遇を含めて腑に落ちる扱いでした。
そして本来の姿を取り戻してはばたくヴァネロペは、現代版の『みにくいあひるの子』なのかなぁとも思ったり。

といった感じで、この作品はわりとテーマが骨太で一貫していて、視聴後感のすがすがしさが素晴らしいです。
この騒動の後、ラルフは元の自分の場所に帰っていくのですが、ポジションはまったく元のままなのに見るからに生き生きとしてます。
映画のラストで象徴的に描かれてるように、彼は元の場所にいながら、見えているものが全く違うのですから。
前回感想を書いた『プリキュアASNS2』でも共通して描かれてるように、「自ら変わろうとすることに意味がある」のですが、それが他人から見て
劇的に変わってるとは限らないというのが、この映画と主人公ラルフの「身近さ・親しみやすさ」のような気がします。

…とまあ、最初に書いた通り全体的には大満足なんですが、細かいところにあちこちひっかかったのも事実ですね。
すでに書いた「悪役とは?」という点もそうなんですが、この映画独特のルールがあちこちに散在していて、それを飲み込んで咀嚼するまで
どうしてもひと手間かかるというのがまず一つ。
たとえば、欠陥プログラムであるヴァネロペだけが、ゲームからセントラルに逃げられないとか、ヴァネロペがシュガーラッシュで
ゴールすることによってゲームが元に戻るとか。特に後者は、ターボがプログラムをいじれる以上、どうとでもなる設定なので余計に
腑に落ちないと言いますか。
それと、すでに言及してる人も多いみたいですが、「ヴァネロペの不具合は魔法のハンマーでは直せないのか」とか。
この辺はいろいろと考えてみたものの、そういうもんだと納得するしかないかなぁと。

あと、ゲーム『フェリックス』の、フェリックス以外のキャラとラルフは打ち解けあえたんだろうかという点。
フェリックスはもともとラルフのことに少しは気を使ってた上に、今回の事件を機にさらにわかり合えたようで何よりなんですが、
ビルの住人達とは具体的にどう変わったのかは描かれてないんですよね。
特に残念だったのは、ラルフがいなくなって『フェリックス』が成り立たなくなったときに、フェリックスは事の重大さに気づいて
動きましたが、住人達はその場に見切りをつけて逃げたんですよね…。特に住人の代表格であるジーン(ひげのおっさん)は、
あれだけラルフを馬鹿にしてヒーローになれないと決めつけたのに、メダルを持ちかえったラルフに「本気だったのか…」と呆れつつ、
「これで満足か?」と冷たく言い放つばかり。
ゲーム『フェリックス』はラルフなしでは成り立たないという現実を間近にしつつそれですから。

でもあれは、現実と地続きな社会としてのゲーム社会を描きたかったのなら、それはそれで正解なのかもなぁとも思うんですよね。
自分が変わって振り向いてくれる人もいるかもしれないけど、全員がそうなってくれるというのはさすがに夢物語だと。
映画『シュガーラッシュ』のラストはとってもハッピーに甘いけど、ちょっぴりビターテイストといったところでしょうか。
でもそれなら、ジーンはさすがに無理にしても、他の住民が一人でもラルフに謝ってくれたらなぁと思うんですよね。あくまで希望です。
むしろフィリックスやカルホーンに注がれてるほど、ビルの住民たちには愛情が注がれてないような気がして。


長々と書きましたが、不満を多く上げたのも含めて私がこの映画を気に入ったからだと解釈してくださるとうれしいです。
気に入らない作品にわざわざ長文書くほどヒマじゃないですし。愛ゆえですよ、愛。

あ、言い忘れてましたが、ヴァネロペ(吹き替え)役の諸星すみれさんは13歳だそうですねぇ。
むちゃくちゃ演技上手いですね!声もかわいいし!
『アイカツ』の星宮いちご役とか、様々な劇場用アニメのキャラとかでも出演してるようで、これまた恐ろしい子役が出てきたなぁと。


それにしても、今年の子供向け春映画は当たりが多くてうれしい悲鳴です!
いまのところ『ドラ』『プリキュア』『シュガー・ラッシュ』と全部当たり!
後は4月末の映画『クレしん』を見に行く予定ですが、これもあたりだといいなぁ。
あ、ちなみに『ドラゴンボール』はまだどうするか検討中です。







ちなみに、今回『シュガー・ラッシュ』の感想に時間を使いすぎてしまったので、その他の日記はまた後ほど。
(先週のプリキュアの感想だけ書いておきます)


















●今週のアニメさん。

◆ドキドキ!プリキュア 第八話。




え〜と、だいたい上の漫画の通りです。
他の三人が好き放題ボケまくりはじめて、さらにジョー岡田までボケまくるので、六花さんが突っ込みすぎて過労で倒れないか
心配です。
特に注目すべき点は、先週もちょっと触れましたが今週はますますマナちゃんの「のぞみさん化」が進んでいる点ですね。
ピンチの時は頼もしいけど、平時にはいろいろとめんどくさいキャラでもあります。でもそれがいいw

それはともかく、まこぴさんの「すでに出来上がってる仲間の輪に入り辛い」感じはよくわかりますね。
先週は仲間としての第一歩を踏めたわけですが、真の仲間の絆を深めるには、これからまだまだ試練がありそうです。
これから一緒にいっぱい笑って泣いて、友情を深めていってほしいものです。
特にまこぴさんは、戦闘では勇敢でもコミュニケーションでは臆病なキャラみたいですから。
ダビィさんがいいお母さん役になってて頼もしいですね。ちょっとココを思い出しました。
でもやっぱりココと同じく、妖精体になった時のギャップが激しくて、ついつい笑ってしまいますw

ひとこと
  • したむ - 2013/03/31 19:03 
  • こんにちは!
    『シュガーラッシュ』観てきました〜

    ヴァネロぺちゃん可愛かったです
    ヴァネロペちゃんがカートのペダルを踏む所に萌えましたw夢に立ち向かう所がたまらなかったです。はしゃいでカートを爆走するシーンが特に輝いていました。

    ラルフは悪役だけれども自分の中ではいいヒーローでした!

    映画を見て「悪役がいないと主人公も成り立たない。みんながいないといけないんだ」と感じさせられました。最後のところはラルフが今どうあるべきかを自身の中で決まった感じがありとても良かったです!

    最後のエンドロールでいろいろなゲーム会社が出てきて興奮しました

    本当に楽しかったです!!

  • もきち(餅きん) - 2013/04/07 22:43 
  • したむさん、コメントどもです〜ヽ(゚∀゚)ノ

    ヴァネロペちゃんはかわいいですよねぇ。
    やっぱりレーサーキャラなので、あらためてアクセルをふかすシーンは格別です。

    ラルフはなやめる若者&おっさんのヒーローですね〜。

    ラルフが自分をあきらめることなく、それでも自分のポジションを受け入れたとき、
    彼の世界が確実に変わるという展開がうれしいですね。

    エンドロールもそうですが、この映画のそこかしこに日本のサブカル文化が顔を出してるのも
    本当にうれしいです。
    いい映画でしたね〜。


2013年03月22日(金)  オールスターズNewStage2観てきました。
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なんとか時間を作って『映画プリキュアオールスターズNewStage 2 こころのともだち』を観てきました。
まずはネタバレなしの感想。

正直言って、かなりいいです。プリキュアファン限定でなくとも、お子様には見ていただきたい一本になってると思います。
オールスターズシリーズはDX1〜3はいわゆるお祭り映画もしくは同窓会映画なので、お話の面白さより楽しさ優先で十分。
『NS(ニューステージ)1』は同窓会的な部分を少し押さえて、ストーリーとメッセージ性を強化したのがある程度上手くいったというのが
去年の『AS1』の感想で私が書いた感想ですが、今作『NS2』は、その部分がより強化されててお話として満足できる上に、
それでいて「プリキュアの祭典」的な部分も本編の中でしっかり見せてくれるので、ファンとしても大満足な仕上がりです。

「お話とメッセージ」の部分では、あるキャラクターの成長譚としてしっかり描かれてますし、それが「今」描かれる理由も
はっきりしてますので、もうおっさんボロ泣きでしたよ。
並びに座ってた幼女に「あのおじさん泣いてる〜」とか言われないかとちょいハラハラでしたw

「お祭り的」な部分は、このあいだ映画ドラの感想で「この道具をこう使うか!」という感想を書きましたが、それに近い感覚で
「このプリキュアをこう見せるか!」「この子の特徴(属性)をこう使うか!」という部分で感心しきりでした。

…とい、これ以上書いちゃうとネタバレになってしまいますのでこのへんでいったん区切ります。
ネタバレOKの方だけ続きをどうぞ。
↓↓

まずはお話の方から。

今回のお話の主人公は、周りにうまく溶け込めないでいる二匹の妖精です。
方や子ギツネ型の妖精エンエンは、大好きなプリキュアに熱心に打ち込んでる反面、臆病でなかなか友達もできず、学校の講師として
プリキュアについて教えに来てくれたタルトにも、勇気が出なくて質問すらできない。
方や子ダヌキ型の妖精グレルは、ちょっと乱暴で自己主張が強く、自分を認めてくれないクラスメイトと距離を感じている。
その裏返しか、妖精たちの間で大人気のプリキュアの存在が気に入らない。
一見正反対な二人ながら、はぐれもの同士お互いを意識してたみたいで、実際こういう関係は現実の人間社会でもありそうな話です。
また、この二人は表面上正反対ですが、「みんなと仲良くしたいけど、自分からの一歩が踏み出せない」という意味では同じなので、
同類として惹かれあうのは当然なのかもしれません。

『AS1』があゆみちゃんの物語だったように、『AS2』はエンエンとグレルの物語です。
プリキュアは派手に活躍してるので一見そうは見えませんが、あくまで二人の物語のサポート役に徹しています。
これは今後もASシリーズの特徴になるんでしょうか?下手に特定のシリーズがメインになるのを避ける意味ではナイス判断だと思います。

二人は封印されていた影水晶と出会い、影水晶はグレルの心の闇を映した分身となり、グレルをそそのかして気に入らないプリキュア達を
罠にはめ、また自分を受け入れなかった学校を襲い始める。エンエンは断りきれずになし崩しに加担する羽目に。
影の力でなすすべもなく封印されてしまったプリキュア。事の重大さにパニックを起こすエンエンに向かって、絶望的な状況にもかかわらず
やさしい笑顔でみゆきがメッセージを託す。

「ちょっとピンチ。助っ人お願い」

暴走してもはやグレルにも手に負えなくなってしまった影は、学校に続いて妖精界全体〜太陽すら襲おうとする。
ようやくマナ達に出会えた二人は、重責に耐えかねて潰れそうになっている。そこへマナがやさしく問いかけるひとこと。

「あなたは、どうしたいの?」

まさにこのセリフが今作の背骨といってもいいでしょう。すごく優しく、そして重い言葉です。
そしてこの問いに二人が答える。

「あいつを止めたい!」
「キュアハッピーみたいに笑いたい…」

あえての暴言ですが、ここでこの物語はほぼ解決してるんですよね。
この物語のメッセージは「今の辛い状況をどうやって変えるか、そのために自分に何ができるか」だと思います。

この日記でも触れた「プリキュア新聞」のプロデューサーインタビューでも「NS2のテーマはいじめ」と語られてましたが、
そういう前知識なくても(実際見るまで私はすっかり忘れてました)はっきりと伝わってきます。
当然ストレートにいじめを扱ってるわけではありません。妖精学校の生徒の妖精たちがいじめをしてるなんて絵は、さすがに子供には
見せられないでしょうし。
いじめそのものを扱ってるのではなく、大枠でクラス(社会)と上手くいかなくて辛い状態。そこで、クラス側(居心地の悪い社会)の
問題とは別に、その状況で「自分に何ができるのか」に焦点を絞って、そこだけを丁寧に描いているのだと感じました。

上手くいかない時、辛いとき、絶望した時、それでも自分にできることはあるだろうか。「あなたは、どうしたい」のか。
具体的に何かできなくても、自分の意思をだれかに表明するだけでもいい。助けを求めてもいい。
そうしたら、風が吹くかもしれない。プリキュアがあなたを手伝いに来てくれるかもしれない。
あなたの「どうしたい」に共感して、答えてくれる誰かが。
あなたの身近なプリキュアは、まだあなたに気づいていないのかもしれない。
だから、意思を示してほしい。手を挙げてほしい。ちょっとだけでいいから勇気を出して。


ここでちょっとだけ脱線しますが、この日記で何度も取り上げて絶賛してる作品に
『映画アンパンマン よみがえれバナナ島』
があります。
一見全く関係ないこの話、根っこの部分で似てると思うんですよね。

『バナナ島』は、原作者やなせ先生もおっしゃるように、テーマは「復興」。
同じ現代の深刻な問題とはいえ、全然違うテーマです。
しかし『バナナ島』では、へそ曲りで自分勝手のバンナ姫が、それでも愛してるふるさとが荒されていく現実を目の前にして、
その脅威に対して立ち向かっていくアンパンマンを見て、「自分はどうしたいのか」と意思決定するまでの物語です。
実際は『NS2』同様、もちろんその決定の後もかっこいいアクションシーンが続くのですが、テーマ的には余談といっても過言ではない。

ここで去年私が書いた『バナナ島』の感想を読み返してみて、ほんとそのまんまのことが書いてあって笑いましたw

>もちろん最後は大団円。本当の復興に比べれば、あまりにも安直なラストなのかもしれません。でもこれでいいのです。
>この物語は、バンナ女王が自分で動き始めた瞬間にある意味完成したのですから。後の余韻はハッピーであればいいんです。
>すでにこの物語には、困ったときには「どうしてほしいのか」と「なにをすればいいのか」というとても大事なものが鮮やかに描かれてるのだから。
>もちろんそういうテーマじみた部分は本来のお客である子供にはピンとこないかもですが、いつか何かの際にふと思い出すんじゃないかな、とか。

この引用部分、本当に今回の『NS2』にもぴったり重なりますね。
もし『NS2』のテーマ部分に激しく反応されたのなら、ぜひ合わせて観ていただきたいです。


さて、小難しいメッセージの話はひと段落したので、今度は「お祭り的な部分」のお話。
今回感心したのが、上記のようにテーマがしっかりしててお話としてもちゃんと面白いのに、ところどころの見せ場もすごく上手い。
それぞれ特徴のあるプリキュアを、効果的なシーンで登場させてるので、「なるほどそうくるか!」と感心しきりです。
太陽が闇に浸食されていくシーンで、「太陽と月の力を持つプリキュア」としてサンシャインとムーンライトが飛び上がるシーンとか、
ぞくぞくしましたよ。

前作は『5』以前のキャラはセリフが全くなくアクションのみ〜おそらくは予算的な部分が大きいのでしょうが、旧作ファンとしては
仕方がないとは思いつつもちょっとさみしいな〜と思ったもんですが、今作はやはり声優さんを全員使えなかったのは同様なものの、
ストーリー&テーマ上必要とされるセリフを任されるプリキュアのみという感じになってますね。
今回のテーマに密接に関係する「いつでもやり直せる」ということの象徴として、敵からプリキュアに生まれ変わったパッションと
ビートが登場するシーンはしびれました。

しかしシリーズの象徴としての初代(なぎさ・ほのか・ひかり)とスマイルチーム・ドキドキチームのみ全員セリフがありましたが、
SSの咲舞二人ともいなかったりはしょうがないかなぁと思いつつも、さすがにスイートチームがエレンのみなのは驚きました。
もちろん選にこぼれてしまったプリキュアのファンにはさみしい話ですが、シリーズまるごと存在感がなくなるわけではないので、
これはこれでいいバランスになっていると思います。
でもセリフありのキャラとなしのキャラを意識して脚本書かなきゃいけないなんて、成田さんは大変だったろうなぁ…。

それとやっぱり、今回はスマイルチームが良かったですね。きちんと先輩プリキュアを担っていました。
本編の不完全燃焼っぷりが解消されて満足です。
テーマの部分でも触れましたが、文字通り、みゆきの「スマイル」が大変重要な要素になっていたのもポイント高い。

あと、細かいところだと冒頭シーンですね。
旧作メンバーの登校シーンが少しづつ描かれてるのを見て、シリーズが終わってもプリキュアたちの日常は続いてるんだなぁとしみじみ。
(まあ、髪を伸ばしたはずのいちゅきがショートに戻ってるとかは言いっこないということでw)


…といった感じで、今作はファン映画としても子供向けアニメとしてもおススメでございます(´ω`)b




おまけ。
劇場にあった名前ステッカーが作れる機械。

おいこらバルト9。六花ちゃんは怒っていい。

2013年03月17日(日)  ぽんぽんぺいん。
体調不良が続いてるため、今週は簡易更新ですすみません('A`)ゞ
もともと季節の変わり目には弱いんですが、今年はいきなり暖かくなったので体が悲鳴を上げてます。























●今週気になったこと。
・“銭形のとっつぁん”納谷悟朗さん死去 - 芸能社会 - SANSPO.COM 
とっつぁんもそうだけど、いるのが当たり前なイメージの大御所さんがお亡くなりになるのは、悲しいというよりさみしいなぁ。
これでパイソンズもあと一人になってしまわれた…。


・プリキュア新聞 : nikkansports.com 
最初行った店ではもう売り切れてたので、ひょっとしたら品不足気味なのかしら。
せっかくだから何部か買って、プリキュア新聞で弁当や焼き芋を包んだり、プリキュア新聞でカブト折ったり、
お習字の練習したりというネタを考えてたけど、買えなかった人がいたら申し訳ないのでやめときましたw


・「アカギ」のスピンオフ「ワシズ」がとんでもないことになっている件</a> - NAVER まとめ
しばらく読んでないうちに大変なことになってる!www


・楽しく学ぼう著作権:公益社団法人著作権情報センター
最近同人界隈でなにかと話題の二次創作や転載に関して、とてもわかりやすく参考になるページ。自分用メモ。
※音が出るので注意。


・メタンハイドレートの試験採取成功…愛知沖 : ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE 
以前からひそかに期待してましたが、ようやく第一歩ですなぁ。
これからもいろいろ障害があるでしょうが、頑張ってほしい。

















●今週のアニメさん。
最近また新エピソードが更新されてる『グラビティ・フォールズ』が面白いですねぇ。
どこか藤子Fワールドに通ずるところもあって、そういう視点でも楽しめてます。

映画の『プリキュアASNS』が始まりましたが、ちょっとしばらく行けそうにないなぁ…。
宣伝映像の、それぞれのプリキュアが投稿してるシーンですでに胸熱ですが。


◆今週のキョウリュウジャー
やっぱり序盤はすんなり仲間が打ち解けるより、ぶつかり合って距離を測る方が真実味があると言いますか。
ブラックの偽悪的なキャラはいいですなぁ。


◆ドキドキ!プリキュア 第七話

ソードによって物語の背景が語られるキー回。
何が驚いたって、トランプ王国が人間(タイプ)が住人の国ってこと。
まあ、『スイート』もそうといえばそうなんだろうけど、あっちは楽器人間も大勢いたしなぁ…。
妖精たちは、あくまで王宮の守護戦士の使い魔というかパートナーという扱いなんだろうか。
プリキュアの一人が最初から向こう側の国の戦士ってのも、今までありそうでなかった設定。
ソードちゃんは姫様の歌姫であり、懐刀って感じがいいですなぁ。

しかも姫様も、今までのシリーズのような神的・精霊的な存在ではなく、どちらかというと人間に近い存在みたいで、
それもまた新鮮。しかも姫さまも武闘派じゃないですかー!かっけぇ〜!

ソードちゃんの、「何も守れなかった…」というセリフが重いですねぇ。
彼女のまじめすぎる性格で、王国を自分ですべてを背負ってしまったのと、他人を巻き込めないという配慮でなかなか
マナ達に手を指し延ばせなかったんですねぇ。
ほんと、この物語は重要なシーンに必ずと言っていいほど手をつなぐ描写がありますね。
観ている子供にもわかりやすいメッセージだと思います。

人間界との唯一のゲートと思われた魔法の鏡が割られてしまって絶望する真琴。
そこでまさかのマナさんの高笑い&超前向き論法。
『5』ののぞみさんを彷彿とさせる根拠のない自信ですが、のぞみさんはわりと直感メインという感じで、マナちゃんは
頭の回転がいい分、無理やりにでも事態が好転する可能性を見つけ出すという感じで、微妙にタイプが違いのも面白い。
マナさんは文字通りのリーダーとしてチームを強力に牽引して、他のメンバーが各々の能力でそれを支える。
わりとバランスのいいチームになるかもしれません。
最後にあらためて真琴さんが「みんなの力のを貸して」と頼むことで、ようやくチームが完成しました。

それにしても、敵が渋いおっさんってのは私好みでいいな〜。今後も楽しみ。


◆先週と今週の宇宙兄弟。
これまで大きな事件のなかった安定株新田くんにもとうとう事件が。
なんか身内の心配ごとみたいで気になりますな…。


◆今週のジョジョ。
原作読んだのはるか昔なんでよく覚えてないけど、リサリサさんってこんなに活躍シーンなかったっけ?
さすがにこの扱いはひどい…と思いましたが。

カーズさんのゲスさは素晴らしいですね。やっぱり究極生物はこうじゃないと。
むしろワムウさんたちとよく何千年もトラブルなくやって来れたなぁ…。まあ、ワムウ達がいろいろ気を使ったんでしょうけど。
それに、ここまで力の差が絶対的だと、そもそも戦う機会自体少なかったでしょうからねぇ…。












●Web拍手コメントのお返事〜ヽ( ´ー`)ノ

3月11日
>もちさんの絵には、華と色気があってほっこりします

お褒めいただき、ありがとうございます〜。
華と色気とは、ちょっと誉められすぎじゃないかしらとは思いますが、つねづねそういう絵が描けるといいなぁとは
思っております。
たとえネタ絵でも、愛情込めて描きたいものです(´ω`)

2013年03月10日(日)  『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』を観てきました。
いろいろあって、また更新が遅れてしまいました。
ポテンシャルを維持するのもなかなか大変です。
ただでさえ季節の変わり目で体がきついってのに…('A`)






『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』を観てきました。
下にうpした絵は、それほどたいしたネタバレはないのですが、それでもどんな情報も入れたくない方は
見ない方がいいかもです。

一応総評として書いておくと、今年のドラ映画は悪くないです。(去年のはボロクソ言った記憶が。)
面白いというよりか、楽しい映画。
正直新ドラになってからの映画版は、リメイク版をのぞくとあまり満足度は高くなかったのですが、
今回はオリジナルストーリーの中では一番好きかも。

あと、今回はしずかちゃんのお風呂シーンはないものの、ある意味もっとエッチなシーンがあるのでご期待。
では、以下はネタバレ含む。






























というわけで、あらためて今回のドラ感想。(一部上のイラストの文と内容がかぶります。)
まず単純に、舞台が魅力的です。
博物館と聞いてピンと来なくても、広くて商品のたくさんあるデパート的なものを想像していただければ。
特に男性なら、ホームセンターや家電量販店に入った時のワクワク感と言えば伝わるでしょうか。
今まで知らなかった、または物語やカタログなどでしか見たことがない不思議な道具たちが、1カ所にまとめて
展示してあるこの充実感。
内容の方向性の差こそあれ、私が「藤子・F・不二雄ミュージアム」に入った時の、「何と再開できるだろう」という期待。
まさに、この映画自体がバーチャルなミュージアムなのです!
……と言い切ってしまうのは、ちょっと誉めすぎですが。

見せ方の問題なのか、建物の外観のデカさに比べて、いまいちすごいたくさんのモノがあるようには見えなかったんですよね…。
まあそれでも、今までのさまざまなエピソードに出てきたひみつ道具たちに再会できたり、その試作品を見られたりと、
ドラえもんファンとしてもなかなか胸躍る舞台なのです。
さすがに時間もないでしょうし、いちいち劇中で説明されるのはごくわずかですが、背景(背動含む)として描かれてる
さまざまな道具類がどこかで見たことあるものばかりで、気付けた数だけにんまり。
DVD買ったらさっそくあらさがししたいところ。
変わったところでは、映画クオリティでパースかかりまくりで動くタイタニックロボとかもなかなかの迫力。

で、この魅力的な舞台で、お話の冒頭ですでに盗まれた「ドラえもんの鈴」を含むいくつかの道具を狙う怪盗デラックスとの
攻防を繰り広げるのですが…。
正直、いわゆる「犯人はこの中にいる」的展開なのに、犯人になりそうな人物が限られてる上に、みんな人がよさそうなので、
あまり緊迫感はないような…。(基本的に登場人物がみんなのんきですw)
まあでも、最近の子供アニメで鼻につく「話を盛り上げるために担ぎ上げられた悪役」みたいな流れにならなかったのはすごくいいです。
今回はだれの責任にするでもなく、だれかが犠牲になることもなく、全員で目の前の問題に対処しようとする、すごく前向きなお話ですから。
(野暮な勘ぐりを入れると、実に「震災後」的な作品と言いますか。)

そういう意味で、博物館の入り口ホールにある巨大な「どこでもドアプロトタイプ」は、すごく象徴的です。
その「プロトタイプ」を含む様々な「どこでもドア」から、ミュージアムのさまざまな展示室にいてるようになっています。
ぶっちゃけいくらプロトタイプにしても、こんなにクソデカくなくてもいいはずなんですが、やはり
「さまざまなまだ知らない未来が広がる入口」
の象徴なんでしょうね。
このことが、エンディングのパフュームの「未来のミュージアム」の歌詞と重なります。
「みんなで行こう 広がる世界の先へ 希望を胸に 扉明けて」(JASRAC対策で一部変えてあります)

そういう感じですので、この手の劇場版でやってしまいがちの「感動大作」的なのではない、むしろとことん楽しんでもらおうという
ただただ明るい未来を指してるのがむしろうれしかったですね。
そういや今作で唯一悲劇的な立場のキャラがいるんですが、彼もすごく前向きで明るくていいんですよね。千葉茂さんが好演なさってます。
まあ、その分推理物的な緊迫感はほぼないに等しいんですがw

あ、ちょっとだけ「感動」とまでいかないにしても「いい話」がありますが、このささやかさがむしろバランス的に好きだなぁ。
もちろんオリジナル設定ですが、のび太とドラえもんとの間に、こんなエピソードがあったかもしれないなぁと。

そんな感じですので、「ドラ映画は泣けるやつじゃないとダメ」という方にはお勧めできませんが、『ドラえもん』という作品が好きで、
楽しくなりたい方ならよろしいんじゃないでしょうか。












●3月3日だったので、ミミ子くん描いたよ〜。

ピーチ姫とミミ子くんは縛られてなんぼ。













●最近の『どうぶつの森』



最近はオ○マさんの顔で過ごしてます。














●今週気になったこと。
【小説】『おねがいマイメロディ はいすく〜る』 7年ぶりに続編が、ライトノベルで登場…サンリオ初監修 : VIP戦隊クソスレンジャー
おジャ魔女に次いでマイメロも小説で復活か…。どっちも山田隆司さんだからかな? とにかくファンとしてはうれしい限り。
真菜ちゃんと琴ちゃんの出番があるとイイナ♡


・ガルパン第11、12話の放送日決定!最速はMX | 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社
むしろ東スポがこのニュース扱ったことに驚いたw


・声優・三瓶由布子が結婚!「エウレカセブン」「Yes!プリキュア5」などに出演 - シネマトゥデイ
東映女子アニメラインにおめでたい話が続きますなぁ(´ω`)


・ 海外オタク「アニメやゲームに出てくるロボットで実際に作れそうだと思うものはどれ?」翻訳冒険活劇
こういうの見てると、海外のオタクとも仲良くなれそうな気がしますね〜。


・ツイッターで試供品が話題になったゼブラのマンガ用Gペン、出荷を開始!萌えイラスト上達法!
もっと早く出してほしかったなぁ…。今は全部PCでペン入れしてるから…。


・「ジオン公国」と姉妹都市提携を アニメ聖地へ大胆発言/予算特別委
立てよ県民!


・僕はラブライブ推しなのですが、上司がアイカツ推しで衝突して円滑なコミュニケー... - Yahoo!知恵袋
まんま『深夜の馬鹿力』の「Yahoo糞袋」ネタですわw


・左官 挾土秀平 Official Web Site - 遠笛
やばい、泣ける。でも自分自身もいざそういう方々に対したら、表面的なことしか言えないんだろうな…。














●今週のアニメさん。
うーむ、またまたニチアサが二週分溜まってしかった…(・ω・`)

2月28日の『怒り新党』新・3大「藤子・F・不二雄らしからぬ異色な物語」が面白かった〜。
まあ、Fファンなら知ってることばかりではあはったんですが、番組をネタにしてツイッター上で盛り上がれて楽しかったです(´ω`)


◆ドキドキ!プリキュア 第五話・第六話
第五話。マナちゃんはウザいけどちゃんと反省できる子。

いろんな理由で慎重に動いてるように見えるマコぴ―に対し、状況も考えずにいきなり正体バレとか、
たしかにKYには違いはありませんが、思いついたら即行動が彼女の美徳でもありますしね。
一方マコぴ―は相変わらず、仲間を作ることに慎重なご様子。
いろいろと事情がありそうですなぁ。彼女の背負うモノも重そうだし、彼女自信のコミュ能力にもまたいろいろありそうですね。
この作品はそういう部分を一歩一歩丁寧に詰めていく感じが楽しいですが。

それにしても、つんつんキャラのマコぴがちっちゃくて、控えめキャラの六花ちゃんが大きいってのがなんかいなぁ。

第六話。ハトキャのBBAキュアに続き、熟女妖精爆誕でござる。まあ、先週の時点で察しはついてましたがw
しかし、本当に今シリーズは、仲間と心を通じ合うまでの描写が丁寧というか、念入りというか。
マコぴ―が自分の専門外のことを体得することを通して、自分がやってきた歌にいつのまにか欠けていたものを取り戻し、
それを気付かせてくれたマナ達に心を開く。いいですなぁ。

で、最後にあらためて手をつなごうとしたときに、4人そろうのを待ち構えていたダンディーなジコチューおじさん登場。
なかなかひっぱるなぁ。

あ、あと、今回のマコぴ―の料理下手はいくらなんでもという感じでしたが、あれをきっかけに子供がお母さんと料理について
話したり、ひょっとしてお手伝いしたくなったりするかな〜と思ったりすると微笑ましいですね(´ω`)


◆先週と今週のジョジョ。
そういや原作をかなりはしょってるせいか、リサリサ先生のマフラーアクションはなかなか出番がありませんねぇ。
原作もそうでしたっけ?ストゼロのローズ懐かしいなーとか思ってしまった。
そういや荒木キャラで格ゲーと言えば、『ワールドヒーローズ』にはシュトロハイムとバオーが出てたっけ。

今週分。
戦車戦のいちばんの笑いどころは、実に丁寧なゾンビたちの解説だとおもう。カーズ様もわりと親切。
やはりワゴンさんもシーザーもいないから…(;´д⊂)
しかしワムウ戦はいまいち盛り上がらなかったな。原作読んだのだいぶ前だから結構おぼろげだけど、こんなもんだっけ?
まあ、一応来週へのヒキがあるから、もうひと盛り上がりするんだろうけど。












●Web拍手コメントのお返事〜ヽ( ´ー`)ノ。
3月2日
「レス不要」とのことでしたが、SAKIさんコメントありがとうございました〜。

2013年03月01日(金)  【臨時】拍手コメントのお返事。
>前略 先日はご多忙の中ご迷惑をおかけし、またご回答の方を頂き恐縮です。
>配慮という点に於きましては拍手形式ということで良かれと思っていたことに関してもお詫び致します。
>
>あと、ご回答いただいた中におきましてこちらの説明不足ゆえの齟齬で気になったところ、
>あと肯定的に観てきた人間の解釈を参考程度と見ていただいて構いませんので添えさせていただきます。
>
>・『格差』について
>5以降集団バトルアニメになり、それゆえの主人公だけ優遇される点に関しましてはその方が引き締まるので問題は感じておりません。
>飽くまでも主人公以外のプリキュア間の格差、特に番組開始当初は一番主役を支えてくれたプリキュアが終盤にはその他大勢状態になっている点が
>ちょっと可愛そうだなぁと思っていただけであります。
>・スマイルのテンプレならびに前シリーズで見た展開話
>すべてがOKとは思っていませんが、ただテンプレというのは視聴者にとってとっつきやすいものであり、
>またキャラの立ちまくったスマイルキャラがこの話のパターンだとどう動いてくれるのかな?という点で楽しかったかな、と思います。
>・なおちゃんが空気
>いや終盤のマジョリーナ戦ラストでの涙&抱きしめるみゆきでは改めてスマイルは久々の主役たちだけで支えあっているプリキュアだな、
>というのを再確認させられましたし、またバッドエンドプリキュア戦での王道ヒーローぶりの台詞といい・・・
>彼女だけでなく分け隔てなく最後までみんなをきちんと描いてくれていた分(『主役+最終追加戦士&その他大勢』の図式にならず)
>特にスマイルで空気と感じたプリキュアは1年間見てきていませんでした。そのあたりはもちろんどういう描き方を求めていたのか、
>にもよるのかも知れませんが・・・。
>
>以上、補足させていただきました。それでは。by まるっさ

…いや、もうそういうのいいですから。
あなたが満足してるなら、それでいいじゃないですか。

前回お返事した時に読み取っていただけなかったみたいなのでもう一度繰り返しますが、あなたの感想に関して
否定するつもりはありません。
ぜひその情熱をご自分のブログにぶつけてください。
今回のコメントにあげられたポイントも、そうやっていちいち説明してくるということは、あなたは私がそういう部分に
考えが至らないとお思いなのでしょうから、そう思ってくださって結構です。
前回書いた言葉をあえて繰り返しますが、「そもそも前提が違うので、議論にすらなりません」

ご自分の意に添わなかったことには多くの言葉を重ねるわりに、私が前回指摘した問題
(読まずに済むものを読んで反論している・好きな作品とそうでないものとで評価の尺度を変える・自分の好きなもの以外の作品をdisる等)
に関しては、さらっと「ご迷惑をおかけし」「お詫びします」で済ますのですね。
「拍手形式で良かれと思った」とおっしゃいますが、ただでさえそんなにコメントのつかないこの日記ですから、
単なる悪口とかではない限り毎回いただいたコメントには返事をしていますし、
そもそも公開しなかったとしても、私の心の平穏にはご配慮いただけないのでしょうか。
前回から私は作品論を語ってるのではなく、ネット上で交流する際の互いへの配慮の話をしてるんですよ?

正直言って、このやりとりではかなり消耗しています。
異論反論でも建設的な部分があれば喜んで応じますが、今回の件はそうは思えません。
もうあなたの勝ちでいいですから、この日記のことなど忘れてください。
わざわざこんな日記見なくても、『スマイル』を絶賛してるブログなんていくらでもありますから。

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